『おすすめのオフィスチェア』はないけど『おすすめのオフィスチェアの選び方』はあると思う。
東京の浅草橋にあるオフィスチェアの専門店『WORKAHOLIC』に行ってきた。
日本でオフィスチェア買うならここ!というくらい有名なオフィスチェアのセレクトショップだそうです。
オフィスチェアを店頭で見て購入までしたのでまとめます。
現在は新型コロナウイルスの影響でオフィスチェアの需要が伸びていることもあって予約は1ヶ月半先まで埋まっていました。
自分も8月中旬くらいに予約して実際に来店したのは10月頭だったので行きたい人は早めに予約しましょう。
浅草橋駅からすぐのところにお店はあります。
外観はおしゃれなカフェみたい。
このダンディなおじさんが目印。
自分で好きに回ることももちろんできるけど、予約時にお願いすれば常駐している専門のチェアコンシェルジュがついて回ってくれます。
僕の時もイケメンのHさんがついてくれました。
WORKAHOLICはこのチェアコンシェルジュシステムが素晴らしくて、ネットで調べるだけじゃわからないような細かなオフィスチェアの違いやその人の身体に合った提案をしてくれます。
オフィスチェアの選び方
最近高級オフィスチェアによく座るようになってから「おすすめの椅子ある?」と聞かれますが、万人共通のおすすめ椅子はないと思いました。
人によって身体の大きさや形が違うので。
ただ「おすすめの選び方」はあると思ってて、実際にお店で使わせてもらって選ぶことだと思います。オフィスチェアなら座ってみること。
当たり前のことですがベッドとかの家具の選び方もおそらく同じですね。物の選び方はよく考えたい。
オフィスチェアの機能
高級、いわゆる高機能オフィスチェアにはいくつかの機能が備わってて
・アームレスト
・ランバーサポート
・リクライニング
・前傾チルト(座面の角度)
・座面の前後移動
がある。
ヘッドレスト
オフィスチェアの背もたれの延長線にある頭の支え。
角度や高さ調整できるオフィスチェアもある。
頭皮の皮脂がつくので衛生的に気になる人もたまにいます。
タオル巻いて使えば大丈夫かな。
常に前傾姿勢で作業する人はいらないと言う人もいます。
自分は常にパソコンの前でネットサーフィンして
映画見たりゲームしたりするのでヘッドレスト必須でした。
アームレスト
いわゆる肘置き。
角度や高さの調整、前後移動できるオフィスチェアもある。
昔はアームレストの必要性がわからなかったけどこれ机と高さ合わせて腕乗せるためにあります。
筋トレしてたり肥満体型で腕が重い人はこれあるだけでだいぶ違う。腕の重みを自分で支える必要なくなるので肩こりも解消されるらしい。
前述のため高さ調整は必須。というか高価格の高機能オフィスチェアは99%高さ調整できます。
角度変えたり前後移動できないと前にオフィスチェア引くときにぶつかるのであったほうがいいです。
あとはデフォルトの位置が前よりのオフィスチェアだとおもいっきりリクライニングしたときに腕の位置だけ前に取り残されてリラックスできないです。これ結構重要。
ランバーサポート
背中・腰の支え。
背骨のS字カーブを支えてくれます。腰痛持ちの味方。
アームレストの高さ調整と同じようにほとんどのオフィスチェアがフレームの形によってS字カーブができるようになっていますが、たまに別パーツが背もたれのメッシュの裏についていて自分の腰の形に合わせて移動できるようになっている物もあります。
リクライニング
座面が後ろに倒れる機能。
高機能オフィスチェアならすべてのモデルにあると思います。
ただ3段階~5段階のように段階が決まっているものと段階はなく好きな場所で固定できるモデルあり。
前傾チルト
座面の角度の傾き調整機能。
あんまり実感できなかったけどこれがあると前傾姿勢のときに前よりに座面を傾けることで太ももの血流を阻害しないらしい。
これも大半のオフィスチェアに備わってます。
座面の前後移動
同じ体重なら座面に触れている面積が大きいほうが力が分散されるので座面が前に出ると太ももへの圧力が和らぎます。
というか座面を後ろに下げるメリットがよくわからなかった。太ももが短い人は膝の裏が圧迫されないように座面を後ろに下げるといいかも。
実際に見た椅子
店内ではたくさんの高機能オフィスチェアがあって全部座りながら検討できます。
重要なのが単にオフィスチェアに座るだけじゃなくて
机を前に置いてもらってオフィスチェアに座ることです。普通にオフィスチェアだけある状態で座ると後傾姿勢のリラックス状態しか感覚わからないため、机を用意して実際に使用する時と同様前傾姿勢の感覚も試すことが大事だと思います。
WORKAHOLICはもちろん他のショールームには絶対机が置いてあって、前かがみになって作業する際の感覚も試すことができます。更にショールームに置いてある机はほとんどが電動式で高さ調整可能なので、余裕ある人はショールームに行く前に自宅の机の高さを測っておくと良いです。
天板の上までの高さ、下までの高さ、天板の厚みもメモしておくと尚良し。
ここからは実際に座ってみての感想です。写真付き。
自分の場合はヘッドレストを必須と決めていたのである程度絞って試すことができました。というかいくつか条件決めておかないと数多すぎて選びきれないです。
有名なアーロンチェアも売っていましたが、作業寄りのオフィスチェアなのでヘッドレストがないため、リラックス用途としては向いてないと判断し候補からは外しました。
エルゴヒューマンプロ オットマン
定価108000円くらい。
オットマンは足置き機能で、リクライニング最大に倒すとベッドみたいにリラックスできます。
背もたれ下部の膨らんでいる箇所がランバーサポートで、これは自分で好きな高さに調整可能。
公式やネットショップを見るとハイタイプ・ロータイプと書いてありなんのこっちゃとなりますが単にヘッドレストの有無のことです。
ブログによってはエルゴヒューマンベーシックとの違いは前傾チルト機能だけ、と書いてありますが誤りで、ヘッドレストの高さが5cmほどプロのほうが高く、大柄な人向けの椅子となっています。
ここ数ヶ月Amazonも楽天も在庫なくてずっと買えなかった人気商品。
フィノラ(オカムラ)
国産オフィスチェアメーカーのオカムラのオフィスチェア。
写真の黒のモデルがランバーサポートありのモデルです。腰部分のメッシュの裏にサポートパーツがついている。
リクライニング調整がレバーで楽。
リクライニングは無段階でできます。
ヘッドレストの角度と高さの調整も可能。
バロンチェア(オカムラ)
オカムラの椅子。
リクライニングは無段階調整可能。ヘッドレストは角度と高さの調整も可能。
スタンダードメッシュとグラデーションサポートメッシュがある。
スタンダードメッシュはランバーサポートの高さが合わないのでやめました。
リクライニングを倒した後の戻りがやや遅いかも。自分が上体起こした後に背面が遅れてついてくる感じ。
コーラル(オカムラ)
オカムラの椅子。画像の2つです。
ヘッドレストが座面のほぼ延長線上にあって背筋がついてると頭をうまく預けられなかった。
コンテッサ セコンダ(オカムラ)
写真のは大型ヘッドレストモデル。
大型ヘッドレストと小型ヘッドレストがありますが大型は角度と高さの調整できず。
小型は調整可能ですが素材がメッシュじゃないのと、やや見た目が安っぽいのでやめました。
ベゼル(コクヨ)
国産オフィスチェアメーカーのコクヨのオフィスチェア。
ヘッドレストは30°の範囲で調整可能だけど高さの調整はできない。
座高が高いのでやめました。
イング(コクヨ)
国産メーカーコクヨの椅子。
座った瞬間驚いた。「無重力のチェア」って言われてたりする。(自分だけかも)
座面が自由に動いて自分の尻についてくる。
例えば椅子に座った状態で身体を右に傾けると左側の尻が浮くけど座面がついてくるから常に座面が身体にフィットしてくる。作業というよりリラックス用途かも。
めちゃくちゃ気に入ったんだけどクセが強いから普段使いとは別に休憩用としてほしい。
インスパイン(コクヨ)
ヘッドレストがありますが角度と高さの調整できず。
悩んだが決め手はチェアコンシェルジュ
最終的にエルゴヒューマンプロとフィノラで悩みました。
ただなんとなーくフィノラのほうがやや押さえつけられてる感?があってそれをチェアコンシェルジュに相談したらエルゴヒューマンプロのほうが大柄な人向けで肩幅が大きく作られていることを知って決め手になりました。
身体に合わせた提案してくれたのがありがたかった。
最後に
WORKAHOLICおすすめです!
オフィスチェア買うなら一生モノなので実際に座って選んでみては?