『魔法使いの弟子たち』/井上夢人 感想
致死量がほぼ100%の感染症にかかったが奇跡的に生き残った主人公含む数人が後遺症として超能力に目覚める話。
感想【ネタバレあり】
超能力モノ。直前に『魔王』を読んでいたから超能力にすんなり入り込めた。こっちのほうが超能力の比重が大きい。
漫画に限らず、一昔前の作品だとこういう超能力モノって能力を手にした後はその力を狙う悪の組織や超能力同士でバトルを広げるが、最近だと超能力を手にした人の心理描写や社会の反応を描いた作品が多く感じる。
漫画だと後者は『亜人』、『東京喰種』とか。
ゾンビ映画にも同じことが言えるかも。昔のゾンビ映画だと「ゾンビからひたすら逃げる」作品が多かったけど、最近は「ゾンビが大量にいる世界。で、生き残った人間達はどうする?」ってのが多い。
後者は『ウォーキング・デッド』とか。
ラストは夢オチというか2周目オチ。
同じようなエンドの『流星ワゴン』と比べて少しモヤモヤが残る。